英語のプロの仕事をしていていつも聞かれるのは、「文法って大事なのですか?」と。
ちまたでは、日本人が英語を話せないのは、中学・高校と文法ばかり勉強するからだと、日本人が英語を話せない原因として、学生時代の文法中心の学習がいけないのだと言われたりしています。
でも本当に、そうでしょうか?
英語学習に文法はいらないのでしょうか?
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英語学習に文法はいらない?
確かに、英語の文法と聞くだけで、嫌な顔をされる方もたくさんです。
なぜなら、英語の文法って文法の項目はたくさんあって現在進行形、不定詞、現在完了、過去完了、関係代名詞、時制などなど・・・。
また不定詞の中にも、名詞的用法、形容詞的用法・・などなど。
文法の用語聞いただけでうんざりと言われます。
また、こんな不定詞の何とか用法とかを勉強するより、身近な旅行会話の例文を、いくつも覚えるほうが絶対にいいのでは?とみなさん、そんな風に思ってられます。
確かに、関係代名詞、関係副詞・・と勉強する間に、実践的な英語の例文を、暗記する方が早い!
でも、私の答えは、No!
やっぱり、やっぱり、やっぱり英語学習に文法は大事です!
英語学習の文法をスキップしたらどうなる?
では、英語学習の文法をスキップしたらどうなるのでしょうか?
文法用語がどうも苦手で、文法なんかいらない!と、ひたすら英会話の日常会話、旅行会話とかを丸暗記されて、海外旅行に行かれても困らない方いらっしぃます。
また、私がサンフランシスコに住んでいた時も、日本の海外駐在員の奥様たちともたくさん出会いました。
アメリカで暮らしているので、ちょっとしたお買い物など日常生活には困らない英語力です。
それから、アメリカには、たくさん母国語が英語でない他の国から来られた方が、驚くほどたくさんいらっしゃいます。
彼らは、皆、ちょっとした会話は英語でできます。
でも、複雑な会話はほとんどの方ができません。
もちろん、英語で映画を見たり、海外ドラマを見たりは、全くできません。
そんな方たちの共通点は、みなさん英語学習の文法をスキップされているのです。
みなさん、英語学習者としてみれば、超初級は越しています。
初級も超えています。
人によれば、中級の始めくらいまではいってられます。
でも、中級の上、まして上級までのレベルには程遠いです。
そして、それらの方の共通点は、初級または、中級の始めと、このレベルがずっと続いているのです。
長い方は、中級の始めレベルが、永遠と20年続いていらしゃる方もおられます。
なぜなのでしょうか?
この理由は、みなさん、英語学習に文法はいらないと信じ英語学習の文法をスキップされているから、初級、中級の始めくらいまでは自力でできても、それ以上の英語力アップできないでいるのです。
こうやって英語力がある程度、上がっても次のレベルから抜け出せないのです。
これを「英語の壁」と、私は読んでいます。
「英語の壁」を打ち破ろう!ウサギとカメのカメ作戦
「英語の壁」にぶち当たっている英語学習者の方たち、たくさん見てきました。
そんな方には、私は英語の文法の見直しをお勧めしています。
英語って、日本語と違います。
語順もその他、英語は、日本語と大きくかけ離れた言語です。
だから英語の文法のルールを知らないでは、基本も、応用もできません。
まして、英語を話すと言うのは、自分でオリジナルの英文を作ると言うことです。
英語の壁を打ち破りたいと思われている方は、ウサギとカメのカメになりましょう!
文法スキップして、とりあえずは多少話せるようになるウサギよりも、遠回りになると思われるかもしれないけれど、じっくりゆっくり文法を学習していくカメが、最終的には勝ちます!
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英語学習の文法:おすすめの映文法の本
英語の初級者におすすめの英文法の本
超初心者の方は、中学校の学校で使われているフォレストを使ってもいいでしょうが、正直、あまり楽しくない。
私が、初級の方におすすめしているのは「マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編) 第3版 (Basic Grammar in Use)」です。
>>マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編) 第3版 (Basic Grammar in Use)
英文法は、ダラダラと長期間でやらないで、短期集中が効果的です。
ご自分が、多少話せる・・と思っておられる方も、この初級編から復習をされるといいと思います。
何となく、あいまいだったものを、はっきりクリアになると、英語を話す時、自信がモテて、また応用力もつきますよ。
ビルを建てる時の最初のコンクリートの基礎固めと思って頑張ってください!
英語の中級者におすすめの英文法の本
英語は初球を越して中級だと思われていても、中学英語はマスターしたけど、高校英語になると、ちょっとあやふや・・・。
また、読むのは読めても、話せない・・・と言う方。
このあやふやの部分を、はっきりさせましょう!
モヤモヤと霧がかかっている状態を、すっきりクリアな晴れのお天気にさせると、あら不思議、英語も口から出てくるようになるのです。
英語が口からスラスラ出て来なかったのは、あやふやな部分があったからです。
そんな中級の方におすすめしているのは「マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編) 第3版」です。
初級でコンクリートの基礎固めできたら、次は鉄骨で柱の部分をつくりましょう!
もう一つ 文法の本をご紹介しましょう!
ただし、この文法の本は、全部英語です。
英語のリーデイングの力もつきますよ。
この「English Grammar in Use」については、別のページでも紹介しています。
この記事も読んでね♪>>英語の文法は英語で学ぼう!「English Grammar in Use」この本に勝る英語の文法書はなし!
英語の文法を使いこなすには?
そうそう、英語の文法の本の英文、読むだけではダメですよ。
必ず声に出して読みましょう!
そして、ここで、絶対にしてほしい事は、いくつか出てくる例文を、自分のバージョンに置き換えて英作文をする事です。
簡単な例で言うと、例文に、娘がこうしたと娘が出てきても、実際に、娘がいなく息子だけだっら、例文の娘を、息子に変えるだけ。
子供さんがいない独身の方は、娘を、友達に変えるとかです。
何だ?それだけ?と思われるかも知れませんが、これが大事なことなのです。
簡単な事ですが、自分の身近な実際に起こりえる例文に変えると、頭に入りやすいし、本当に使える英語になるのです。
人ごとである絶対に自分に関係のない例文って、頭に入ってもすぐ忘れてしまいます。
でも、自分が使う可能性のある例文に変えて声に出して読んだり、書いたりすると、記憶に残りやすいのです。
ここまでして、英語の文法が使いこなせるようになるのです。
この最後の「自分の使える英語に変える!」ことをしながら、これら紹介した英文法の本で、じっくり英文法を総復習して下さい。
そうしたら、きっとあなたの「英語の壁」を破ることができます!
by アビー♪
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